二年前、高二の俺は帰路の途中ボタン式歩道の前に来た。 向こう側に人がひとりいたんでボタン押さなかった。
しかしなかなか変わらないんでボタン見てみると 押されてなかった。 はあ?とか思いながら自分で押して向こう側の奴を 見ると、
!!!!っ。
俺だった。 正直びっくりしたけど、
怖いというよりすごく身近な存在を見てる気がした。 俺(向こうの)は無表情だった。
なぜか目は合わない。顔はこっち向いてるのにぜったい合わない。
そのうちきみがわるくなってきた。顔から順に下の方へ見ていった。 服装は全くおなじ、ぶかぶかのYシャツにぴっちりズボン。手をだらっと下に垂らし、 猫背でみすぼらしい立ち方も俺そのものだった。 でもなんか違和感があった。その何かはよくわからない。 でもある、なんかこころをかきたてるような妙な違和感。 ゾクゾクとした胸に推されて俺は必死に その何かを探した。何故必死になったのか、理由は分からなくともそれは必然に思えた。
相手の無表情はだんだん悲壮感を表しているように思えた。
なぜか涙が頬を伝った。呼吸が乱れはじめ俺は血眼になった。 一体何なんだ????
何なんだ!!!???
チャックが開いていた
コメント
!!!!っ。
斬新だな