今日は彼女が家に遊びに来る。
「もうすぐ着くよ( ̄▽ ̄〃)」
「りょうかいφ(o°C_`o)ゞ 」
少ししてメールが着た。
知らないアドだ。
「私メリーさん。今あなたの部屋の前にいるわ。」
疑いもしなかった。
ほんとかわいいやつだ。
こんないたずらを仕掛けてくるとは。
にやにやしながら俺は勢いよくドアを開けた。
「やあ、メリーさん〜。」
しかし、俺の眼に入ったのはマイスイートハニーではなかった。
黒い帽子に、黒いワンピース、手には何が入ってるのか想像も付かない鞄。
絵に書いたようなホラー。
異様な空気を放ちながらそいつは俺の部屋に入ろうとしてきた。
閉めたよ。でも遅かった。
ドアに鞄を挟んで、
少しでも力を抜けばやられる。
必死だった。
彼女のことを忘れるくらい…
どれくらい時間が経過したかわからない。
とうとう力を抜いてしまった。
しかし、ドアの前には誰もいなかった。
俺はほっとして携帯を見たんだ。
「たすけて」
彼女からの最後のメールだった。
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