地元の病院(投稿作品)

まだ地元(大阪の)にいたころ。

夜中に、待ち合わせて遊びに行こうって話になりました。
あたしんちは、親が厳しく夜中出れないから、待ち合わせ場所近くの公園にいました。やっぱ女の子が1人で居たせいか、警察に注意されたから、救急もやってる病院の夜間出入口で時間を潰すことにしました。

バイク止めて最初は立ってたけど、友達から電話でバイト延長なったってきたから、長椅子に座りました。

どれくらい時間がたったのか・・・。

あたしは、寝てしまってたみたいです。

起きた・・・はずなのに、目が開いてるだけの状態。
長椅子には、総合受付の中でせわしなく動き回る看護婦さん

て・・・

あれ??

たくさんの看護婦さん動いてるのに、足音が一つもしないんです。
目線の先には、座ってるあたしより、頭三つ分くらい高い位置にある、窓ガラス。
そこに映るあたし。

ん??
あたしが映る高さじゃないんです。
じゃ、さっきから目の前にある目は?

そこで気付きました。
あたし、目は開いてるけど体動かない!!

頭すら動かせませんでした。

その事に気付いた瞬間

目が寄ってきました。

顔すれすれにきた時

女の人だと分かりました。
そして、ぶつかる!!!と思った瞬間

体に生温かい感触と弱い痺れを感じました。

もしかして、あたしに憑いた??

そう思いましたが、やっと体が動いたので急いでバイクまで行きエンジンをかけ、ミラーで確認

したら、ミラーに女の人が写ってました。

無我夢中でバイクを走らせて友達のバイト先へ。

その辺りから、あたしの記憶はありません。

次に記憶あるのは、二ヶ月後。

家族や友達曰く、取り憑かれて奇怪な行動や言動ばかりだったそうです。

あの女性とは、あたしがお祓いをしてもらったあと、憑かれた病院で何度も見かけてます。

お祓いしてくださった方が言うには
彼女は、夜中に緊急で運ばれて来たものの、すぐに亡くなったそうで。でも、彼女自身は事実を受け入れられず奪える肉体を探して病院に棲んでるそうです。あたしがバイクで事故を起こさなかったのが奇跡なくらいと言われました。

もう、何年もあの病院行ってませんが、まだ彼女は探していると思います。
何故なら、まだ彼女の目が追いかけて来るからです。

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