看護士の仕事を始めた当初は、整形外科の病棟に配属され忙しい日々を送っていた
夜勤でナースステーションでカルテの記入をしていたとき、
廊下をパタパタと走る足音が聞こえ、手を止めた
時計は三時頃をさしていたと思う
少し怖かったが廊下に出ると、入院患者がトイレに行くところだった
度々このような経験はあるものの、実際の恐怖に対面したことはない
夜の病院といえば霊的なものを想像しがちだが、実際そうでもないらしい
最近、長期療養型病棟に配属された
やはり整形外科の患者に比べ介助が大変だがいい経験だと思う
今夜も静まり返ったナースステーションでカルテにむかう
廊下でパタパタと足音が聞こえたが手を止めることなく書き続けた
コメント
昔の漫画によくあったけど、金持ちが健康なのに長期入院をしているというシチュエーション。
そういう連中は、大概がエロおやじという設定だった。
実話とすれば、一昔前の政治家。付き添いの秘書がトイレに行っただけのオチというのはありえる。漫画でのこういう場合は、看護婦が政治家での部下モラル管理への不足を叱り飛ばすという強弱の逆転というシチュエーションがよくあった。
パタパタと足音を立てられるような人が長期療養型病棟に入るかって話よね