とある心霊スポットに入った男女
そのカップルはいわゆる”見える”者たちだった
周りには何体かの幽霊がいる
「いるねー」
「ああ…ならここにするか」
「そうする?」
「さっきの所はいなかったし…いた方が暇じゃなくて済むだろ」
「そっかー」
そんなカップルの声を聞いた人間は、
悲鳴をあげながら一目散に心霊スポットから逃げ出してしまった
とある心霊スポットに入った男女
そのカップルはいわゆる”見える”者たちだった
周りには何体かの幽霊がいる
「いるねー」
「ああ…ならここにするか」
「そうする?」
「さっきの所はいなかったし…いた方が暇じゃなくて済むだろ」
「そっかー」
そんなカップルの声を聞いた人間は、
悲鳴をあげながら一目散に心霊スポットから逃げ出してしまった
コメント
この作家さんでの前提から踏まえていく。
幽霊だって、元々は人でしかないという前提なら、暇人が遣って来て「暇です」と言われれば、何か相手をしなければならないという義務が生じるか?
そうなると、この霊視カップルは暇潰しに幽霊を踊らす何かをしでかそうとしていることになる。
幽霊を怒らせることをしても、霊視で逃げ切れる楽観というのは成り立つか?
成り立たないとすれば、霊視カップルは周りの凡人を驚かせる一芝居をうっただけとなる。
幽霊カップル