コンタクトレンズ

ある男が目が悪くなってコンタクトレンズを購入した。

面倒くさがりの男は寝るときも外さず、起きてコンタクトレンズがなくなっていれば買う、つけたまま眠りまた失くすを繰り返していた。

そんな事を数年繰り返したある日、男が友人と遊びに行っている最中のことだった。

友人が男をなんと無しに振り返ると顔を抑えてうなっていた。

「どうした?気分でも悪いのか?」

「否、急に…目の前が真っ暗になったんだ」

「大丈夫か?ちょっと日陰で休もう」

男を立たせようと腕をつかみ引っ張り上げた瞬間

ポロリ

地面に、無数のコンタクトレンズが刺さった眼球が落ちたという。

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