男女数人が、ある夏の夜に肝試しに行くことになった。 場所は心霊で有名な山の中のトンネル。 怖がりながらも無事トンネルを抜け、帰路につこうとした時・・・ 繁みの中からランドセルを背負った女の子が何かを叫びながら走ってきた。 ...

とある女性が 『深夜０時ちょうどにカミソリを口にくわえて水を張った洗面器をのぞくと、将来の結婚相手が見える』 という噂を耳にした。 将来自分はどんな相手と結婚するのか気になっていた女性は、興味がわきやってみようということになった。 ...

ある男性が放送終了後もぼんやりテレビを眺めていた。 もちろん深夜で放送終了後の砂嵐の画面が写り出されているだけだった。 するとそれまで砂嵐だった画面に急に人の名前がズラズラと並び始めた。 「え？」 臨時ニュースかと思って...

その日、女子大生のA子さんは友達の家でサークルのみんなとお酒を楽しんでいた。 夜も更け、そろそろお開きにしようかという雰囲気になり、部屋の持ち主を残し全員が解散となった。 部屋を出てしばらく歩くとA子さんは友達の部屋に自分の携帯電話...

その日の夕方、Aさんがアパートに帰るとおかしなことに気づいた。 注意してみないとわからないくらいの小さいシールが自分の部屋の表札に貼られている。 自分で貼った覚えもない。もしかしたらセールスマンか近所の子供のいたずらなのかもしれない...

深夜、タクシーが赤いコートを着た女を乗せた。 女が頼んだ場所はここからとても離れている山奥だった。 バックシートに座る女はうつむいて表情がまったく読み取れない。 運転手は怪しんだが、言われたところへ女を運んだ。 あたりは人の気配...

ある若い男がガソリンスタンドに行った。 車の窓拭きをしてくれている店員がすごい顔で車の中をにらんでいた。 手早く会計を済ませようとクレジットカードを手渡すと、 「このカードは不正だから降りて、お話を聞かせてください。」 といわれ...

あるところにアパートに一人暮らしの女子大学生がいた。 年末12月31日の夜。 大掃除も終えて、年越しテレビを見ていた。 携帯電話が鳴った。 いたずら好きの友人からだ。 「今バイト終わったから、アパートへ遊びに行っていい？1...