ある大学病院に入院していた時の話(投稿作品)

これは、ある大学病院に入院していた時の話です。

私は無菌室という個室に居ました。医師と看護師、家族以外は立ち入れない部屋です。
治療の過程で、太陽の光に弱くなった私は、暗幕のようなカーテンを締め切っていました。

その真っ暗な中で母と私は、ボソボソと話しをしていました。3日前から高熱が続き、段々と弱っていく私を母は見ていたそうです。

母が昼食のために部屋を出て、私は目を閉じました。ここからしばらく眠ってしまったようです。

ふと目が覚めると異様に寒く、また熱が上がるのかとうんざりしていました。
母はまだおらず、そんなに時間は経っていないようでした。

つっとそらした視界、天井近くの空中に、ぽつりと10円玉くらいの影が。

ついに目までおかしくなったのかと、数回瞬きをしてみると、少し影が大きくなったように見えました。
そしてその影がもぞもぞと動きはじめたのです。

私はただただぼーっとそれを見ていました。なんとも感じなかったのです。

しかし、それは突然のことでした。影が天井いっぱいに拡がったと思ったら、個々に人の形になっていったのです。そして、真っ黒い影は手を伸ばし、こちらに迫ってくるのです。

暗闇の中、影から目を反らすことが出来ずに居ました。震えるほど寒いのに、流れる程の汗をかいていました。

とうとう影の手がベッドで横になっている私の目の前まで迫り、私は両手を振り回してそれを追い払おうとしたのですが、ついに腕を掴まれてしまいました。

その手は火箸でも押し付けられたような熱さで私は必死に抵抗しました。

たくさんの黒い手が尋常じゃない温度で私を掴むのです。引っ張ってくるのです。熱さと恐怖で泣きじゃくって暴れていると

「…ちゃん!○○ちゃん!」

はっと目が覚めました。
看護師さんが私の肩を叩き、呼びかけてます。

周りに黒い影は1人も居ません。

かわりに、何人もの医師と看護師、たくさんの機械が部屋のなかに運び込まれています。

「黒い人が…たくさん…」

それだけを言うと、私は泣き出してしまいました。

「いない!黒い人なんていない!来ないで!」

看護師さんが影の出てきた辺りで追い払う仕種をします。

私の傍らで母も泣いていました。

どうやら、私は母が部屋を出た後、意識を失ったようなのです。

母が、部屋の前で偶然会った看護師さんと談笑しながら部屋に入ると、私の様子がおかしいことに気づいたそうです。

寝ている…?ちがう!

と。
顔を見合わせ、確認すると、息をしていなかったそうです。

その後私の病は、医師も驚くほど急速に回復しました。

私が体験し、見たものはなんだったのでしょうか…

そしてどうしてあの時、看護師が影の場所がわかったのでしょうか…

オチはありませんが、思い出すと今でも背筋の寒さと腕の熱さが同時に蘇る不思議な体験でした。

コメント

  1. 匿名 より:

    まあ作り話やね

  2. 投稿主 より:

    いえ、実体験です。

  3. (*''*) より:

    何で作り話って決めつけてんの?
    僻み?

  4. 匿名 より:

    看護師さんは、主さんが黒い人が病の仕業ともうろうとした意識の中で感じ取ってるのを見て、とっさに黒い人を追っ払う仕草をしたのでは?

    で、主さんは無意識に黒い人がいなくなったから助かるんだと考え、病気が治ってしまったとか?プラシーボ効果みたいなやつで。

    すんません。わけのわからんこと書いて。

  5. 投稿主 より:

    いえ、嬉しいです。ありがとうございます。
    そうかもしれません。あの時すごく怖かったけれど、すっごく安心した記憶がありますから。
    なんにしろ、看護師さんには感謝です。

  6. 匿名 より:

    つまり思い込みの幻覚話やん、つまらん

  7. より:

    貴様がつまらん

  8. 月神 より:

    それは集中治療室だったのでは生死の境目をさ迷う患者さんばかりが入れられる部屋、だからこそ普通の人には見えない地縛霊や死神の類いが来やすいし見えやすい場所でただ、まだ死ぬ運命に無い人達が助かった時に声を揃えて決まった場所から死神や地縛霊の姿を見たと看護師さんに毎回報告してたから場所がわかったのでは?何にせよ助かった事は良かったと思います

  9. 匿名 より:

    妄想乙

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