いろはにほへと
ちりぬるを
わかよたれそ
つねならむ
うゐのおくやま
けふこえて
あさきゆめみし
ゑひもせす
一文字も被らずに作られた名歌です。でも、この歌にはこんな話しがあります。
江戸の頃の話しです。
とある村に、身なりの汚れた一人の男が訪れました。大人たちは、よそ者であるその男と関わろうとしませんでしたが、子供たちは興味津々。
数日も経たない内に、村の子供たちと男は友達になりました。
ある日、男は子供たちに歌を教えます。
いろはにほへと
ちりぬるをわか
よたれそつねな
らむうゐのおく
やまけふこえて
あさきゆめみし
ゑひもせす
子供たちは意味が分かりません。そんな子供たちに男は
「この歌はね、最後が肝心なんだよ」
と言いました。
それからまた数日後、村から少し離れた町から役人がやってきて、その男を連れて行ってしまいました。
男は殺人を犯した重罪人だと言うのです。
ほどなくして、男は死刑になりました…
男が残した区切りのおかしい歌と、「最後が肝心」の言葉。気付かれてる方も多いと思います。
と か な く て し す
とが(今で言う罪)無くて死す
無実の罪で処刑されます
コメント
いまさらかよ
いろは歌自体を知らないゆとりには怖い話しなんかねー。
咎かぁ。