TDnaoさんのお話を読み私も昔に祖父から同じような妖怪の話を聞かされたことがあるので投稿します。
私が住む北海道の村には近くに阿萬山(アマンサン)と呼ばれる山があります。
祖父に小さい頃、なんで阿萬山というの?と、きくと
阿萬と呼ばれる妖怪が住んでいるからだよと言っていました。
昔々に阿萬という男がいたそうな。
阿萬は友人の阿久徳(アクトク)、影虎(カゲトラ)とともに瑠迂図(ルウズ)と呼ばれる遊びをしていたそうな。
※瑠迂図はアイヌ民族に伝わるボードゲームのようなものです。
瑠迂図に負けた阿萬は二人を殺してしまいました。
殺した罪を償うために阿萬は山に逃げ込みました。
それが今の阿萬山です。
それからというもの、山に入った者たちから、不思議な人物を見たという噂が広がります。
蒼白の顔面に長髪の髪、暗闇に光る赤い眼。
山に入った者にそっと近寄ってきては
「おれいっちばーん♪」
と つぶやくそうな。
こうして 妖怪 阿萬 は生まれました。
私の住む村では妖怪 阿萬を見かけたという話はごく一般的で祖父も昔はよく見かけたそうです。
画家であった祖父に書いてもらった阿萬の絵をアップロードしておきます。
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画像が師匠に見えて仕方ない